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調査ログ

高野山 (和歌山県)



■調査概要
日程 2014/12/10-11
天候 晴れ、雨。寒くはなく
同行者 なし
研究段階 CSO、地面論、日本史
備考



■成果
歩き地図 (1p)
収集資料
着想


なぜ思想を表現しないのだろうか。
仏教や空海思想の概説書を読み直してから行ったが、何もなかった。寺や仏像の由緒は「本堂は○○天皇の詔により○○年に建立されたが火事で焼け、、、、○○形式の優美な姿である」「○○時代の○○仏師の作と伝えられ、同時代の不動明王の中では、、、」など、史実や美術史上のことは書かれていても、その裏にある思想や思惑が書かれていない。宿坊も「楽天」「じゃらん」で「女子旅プラン」「夕食グレードアッププラン」云々で1泊15000円ぐらいして、ただの旅館と変わらない。朝のお勤めも同席するだけで何の説明もなく参加もなかったので、法事などで慣れている私としては、特に新鮮味がない。
寺院、仏像、博物館、宿坊、読経、料理などは、思想を伝え語り合うのに絶好の機会である。何の表現もないので、わからず、一体何のために寺に参るのか、わからない。
しかし我々も「風情があっていい雰囲気」を楽しむのが目的で、また見た目で「古くてかっこいい」「赤すぎる、人工的」とかそういうことばかりで、思想やストーリーについては「ふ〜ん」ぐらいでよく、ほとんど興味を持っていないから、寺もそれでいいのだとなって、何もしない。三密でいうなれば、身密だけでよく、口密は表現せず、意密は伝わるはずもなく、それでいい、ということ。
葬式仏教であるとともに観光仏教。檀家制、経済主義、成熟社会、云々。


・ケーブルカー


・金剛峯寺よかった。住職交代の儀式のために中に入れず


・杉の立木が雰囲気をつくっている


・壇上伽藍。でかっ、赤っ
・西塔は質素


・奥の院。雨がしとしとと降って、森閑とした朝。美しい。また大師霊廟はさすがに雰囲気があった


・大門


・雨による霊山っぽさ


・宿坊
・とにかくこたつの使い方が変わっている。寝たら案の定、余計に疲れた




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