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調査ログ

五島列島 (長崎県)



■調査概要
日程 2014/8/23-26
天候 よくない。最終日だけ晴れ
同行者 前半2日は3名。最終日の釣りは地元の方2名。その他、地元の方に多数ヒアリング
研究段階 CSOの理論面のまとめ、地面論
備考 大学の調査ではなく休暇として訪問



■成果
歩き地図 なし
収集資料 特筆すべきものはなし
着想 ・五島composition
・地面と経路(研究として/表現として)



■上五島(中通島)
・福江島が中心であったため、隠れキリシタンはこちらの方が多かった
・現在も隠れキリシタンが残る
・人口は福江島の1/3程度らしい

・内海…時間や天候によって違う表情、しかしいつも美しい。溜め息しか出ないような
・海の静けさ、海の色、潮の流れ、鏡のような映り込み、山がすぐに迫る、山や島の重なり、その距離による色合いの違い、シンプルな(ように見える)森、蝉の声、霧や雲、雲の間に見え隠れする太陽、沖の船、手前の簡素な小舟、養殖の囲い、背後に集落と山、道は車が静かに通り過ぎるだけ、そして車で走るにつれてこれらが現れては去りまた配置を変え…、、、
・このcompositionの研究はあり得る

・しかし写真はクズだ。特に霞みがかった美しさなど表現できない。別途動画が大量にあるがそれでもまだ。これでは行った者にしかわからない…まあわからなくてよいのだが

・外洋…荒々しさ、方向性、


・たまにある美しい砂浜




■福江島
・日本で一番新しい(明治維新直前)の城、福江城
・本丸が五島高校になり、海堀は埋め立てられ、住宅や幼稚園ができ、図書館や資料館は城を中途半端に模したもので、武家屋敷通りは「こぼれ石」の石垣がよく保存されているものの敷地には「普通の集合住宅」が建ち、…など、かなり萌え要素が多い
・寺が多い、空海の立ち寄り、真言で八十八箇所(しょぼいもの多いが)



・上五島とは一転して平野部が広い。福江島に五つの平野部。よって農業も多くなる
・鬼岳をはじめとして火山地形、海岸も火山岩が露出した荒々しい風景
・鬼岳は山焼き。鉢巻状道路で延焼を防いで、2年ごと2月に。一部草すべり用のところはこまめにきれいに刈る
・段々で畑や集落があり海へ下がってゆく風景

・郊外は漁業だけでなく農業も多い。カフェのあった集落では農業優勢、半農半漁の人も農業メインらしい
・肉牛、煙草、ジャガイモが三本柱


・忍び寄るスマート化の波〜EV、太陽光発電、風力発電



■隠れキリシタン、宗教
・現在1組20世帯だけ残存
・あの集落に6世帯、他の14世帯も周辺の集落にいる
・神道を隠れ蓑にして、神社も管理
・墓は家ごとではなく個人ごと
・もう隠れる必要がないのに隠れている、隠すべきなのに残すために伝える(しかし遺産登録はされたくない)、という、存在そのものが矛盾
・アメリカなどの研究者からも有名らしいが、研究者の態度が問われる典型的な例
・隠れキリシタンの人々は、自らの正統性と教会派の異端性を主張する。教会派が後からいろいろなものを付け加えた(教会、賛美歌、献金など)のに比べ、自分たちはしきたりや信仰を純粋に守り抜いてきたのだと。しかし彼らが信仰を始めた時点で、ヨーロッパのキリスト教はオリジナルとは異なっており、聖俗の不純な交わりも既に生じている
・なぜキリスト教になったのか?なぜ厳しい弾圧を受けてまで守り抜きたかったのか?仏教への不満、中央政権への不満、キリスト教と結びつくことによる利益(技術や資金提供)などが挙げられたが、結論はわからず
・守ること、変化を恐れないこと、正しい(?)変化をすること



■都市と田舎
・教育について〜学校の役割と家庭の役割
・土地と家族に縛られないということ
・保守性
・でも外からの人にとても優しい面も。今回は旅館と併設の割烹で二日連続で地元の人と飲み、最後は釣りに行くなど、とにかく地元の方に仲良くしてもらった


■地面
・海の中はどこまで地面か、海面は地面か、海面と地面の上位概念はあるか

・ドングリピット

・地面と経路



■五島のポテンシャル
・アトラクター論的なわかりやすさ
・個性のわかりやすさ(「どこにでもある田舎」ではない)
・地域間の違い〜「島国の中の島国」
・歴史の重層
・VRBOなどを考えてみたい


■動物たち
・猫
・鹿、猪
・魚、ウニ、ウミウシ




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